TASK & MISSION

グラノーラを使ったかつてないサービスの認知・売上を
拡大するには、どのような形で世に送り出すべきか。
カルビーが今後の成長戦略として掲げる重点領域の一つ、「食と健康」。その一環として2023年4月にローンチした「Body Granola」は、長年「フルグラ」として販売してきたグラノーラをサービス化し、新たなビジネスモデルを確立することを目指して生まれました。しかし、事業計画はあったものの、そこから先は全てが手探りの状態でした。検査でユーザーごとの腸内環境を分析し最適なグラノーラを提案するという、クライアントにとっても新たな試みであるサブスクリプション型のサービスを、どのように世の中に送り出すか。新たなサービスの認知と理解促進、そして売上拡大のために、プロジェクト全体の見直しから、クリエイティブの開発、コミュニケーション戦略の立案まで、包括的なサポートが求められていました。

STRATEGY & TACTICS

独自の手法でターゲットの解像度を高め、
的確かつ効率的なコミュニケーション戦略を立案。
kiCkはコミュニケーション戦略の策定からクリエイティブ開発を中心となって推進しました。 そして、コミュニケーション戦略の策定からクリエイティブへの落とし込みを図るうえで一番大切にしたのが、ターゲットの解像度を上げることです。ターゲットの曖昧さを解消するため、まずは社内、次にクライアントを含めたプロジェクトメンバーで、「BCD（ビジネスコンセプトダイアグラム）」というワークショップを実施。それにより、どんな人がターゲットになり得るか、ターゲットが「Body Granola」に出会った時にどんなコミュニケーションを行えば自分ごととして興味を持ってもらえるか、といった様々な視点で仮説を立てながら、クリエイティブへ落とし込んでいくことができました。 また、ブランドサイトを通してどのようにサービスの理解促進を図るか、検査キットやリーフレット、商品パッケージを通して実際に商品が手元に届いた時にどんな体験価値を提供できるか、といったことを考えながら、クリエイティブの開発を行いました。

OUTPUT & RESULT

詳細なターゲット理解に基づく一貫したクリエイティブ制作など、
多面的なサポートで新サービスの認知拡大に貢献

1. ワークショップ

BCDワークショップでターゲットがサービスを使い、ロイヤル化するまでのステップを明確化。 また、KGI、KPIを定めるワークショップを行い、サービス全体の流れを俯瞰した課題の抽出、改善を行いました。



2. ブランドロゴ＆タグラインデザイン

シンプルで軽やかさがありつつ信頼感を感じさせるデザインで、老若男女、様々な人に受け入れられるロゴを目指しました。



3. 検査キット

お客さまが安心かつスムーズに検査ができるよう、ヘルシーでクリーンな印象を第一に、シンプルで分かりやすいデザインに仕上げました。



4. 商品パッケージ

ヘルシー×ナチュラルな雰囲気でケミカルな印象を抑えつつも、パーソナル感を感じられるよう、それぞれのトッピングのカラーを効果的に取り入れたデザインに仕上げました。



5. ブランドサイト / LP

サービスをきちんと理解していただくことが大きな課題としてある中、ユーザーの導線に沿った分かりやすく端的な構成を意識して制作しました。 また、元気の出るビタミンカラーをベースに、ヘルシーな印象を目指して、ライフスタイルのシーンを盛り込むなどの工夫をしながらデザインを行いました。



6. 広告バナー

様々なターゲットを想定し、仮説と検証を繰り返しながら、ビジュアルとコピーの開発を行いました。 これらの取り組みにより、プロジェクトは順調に進行。サービスの基盤づくりから認知拡大までの重要な局面で、多角的なサポートを提供することができました。